suikazukのうんぬん

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誇り高きバーレーンの水泳少女

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1週間前ほど、世界のニュースの中でバーレーンの少女、Alzain Tareq (10)が世界水泳大会史上最年少で泳いだ記事を読みました。

史上最年少の10歳、バーレーンの少女が競泳に出場 第16回世界水泳

www.afpbb.com

10歳のタレク、予選105位も自己ベスト更新で歓喜 第16回世界水泳

www.afpbb.com

このニュースを見て、この子の気の持ちようがすばらしいと思いました。もし自分がこの子だったらと思うと、自分よりずっと速い大人ばかりが出場する大会に出るなんて、尻込みしてしまいそうな気がします。そんな中、彼女は記事の中で、

―大人と競うことの気分を問われたタレクは、「満足しています。とても気分がいいです。本当に最高でした」と笑顔で答えている。

トップタイム(中略)とは11秒以上を離されたタレクだが、(中略)憧れの選手と同じ舞台に立てただけで幸せだという。「目標タイムには届かなかったけど、自己ベストを更新できたので、とてもうれしいです」

と堂々と述べています。

彼女の素晴らしいのは、他の選手と比べて「やっぱりダメだった」となるのではなく、

出場113選手中105位であろうと、自己ベストを更新できたと喜ぶ所だと思います。

少しプライドをこじらせれば、恥ずかしくて出れない、となりそうなところを、このようにすがすがしく堂々と泳ぎ切るのは、むしろもっともプライドのある、誇り高き少女だと思いました。私も自分の物差しで生きていきたいものだ、と思います。

とはいっても、私よりよっぽど泳ぐのは速いのでしょうし、何か上から目線の物言いでAlzain Tareqさん、すみません。