suikazukのうんぬん

日々考えるよしなしごとをのせていきたい。

翻訳された本の翻訳できていないところ

f:id:suikazuk:20150906101618j:plain私は本を読むのはそこそこ好きで、本屋を徘徊しながら立ち読みするのは休日の楽しみの一つです。しかし飽きっぽい性格のせいか、面白い本でないと読み切ることができません。そしてそのなかで、洋書の翻訳本はほとんど完読できていないことに気づきました。

ちゃんと読めたのはハリーポッターシリーズとエラゴンのシリーズ位です。老人の海とかも読みましたが、義務感だけで読みました。老人と海は短い話で、本としてはすごく薄いのに、終わりの見えない戦いでした。大体なんでこんなに短文ばかり続けるんだよ、逆に読みにくいよ!という感じです。そして気づきました。老人と海は物語だけではなくて、そういった文構造とかも評価された点だったのだろうと。それは英語のときは評価された点だったのだろうけど、日本語に訳した時点で、言語の使い方が違うせいで陳腐なものになってしまっているのでしょう。

老人と海ほど極端ではないにしろ、違う言語から翻訳する際は、文章をうまく翻訳するだけではいけません。パラグラフの組み立て方とか、文化的な側面とか、そういう一見潜在的なところも翻訳しないと、良い翻訳本にならないのでしょう。そしてそんな本はなかなか存在しません。この本おすすめ!というのがあればぜひ教えてください!