suikazukのうんぬん

日々考えるよしなしごとをのせていきたい。

切れ痔に対処するたった一つの方法

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※気づいているかと思いますが下ネタです。でも、ぜひ読んでほしいのです。

 

去年の年末に祖母から衝撃的な知恵袋を聞きました。この衝撃と言ったら「衝撃的な話・オブ・ザ・イヤー2015」決定です。

皆さんの中にもあまり言いたくないけど、実は困っているんだよね、という悩みを抱える方は多いと思います。トップの一角に「切れ痔」は入っているのではないでしょうか。出すたびに血は出るし、何とかしたいけど、お医者さんに行くほどではないし、かといって放置してよいものか…?そう、まさにこの年末までの私です。

出す時にあえて肛門を狭めることで、広がりすぎないようにする、でもやっぱり血が出てしまう。1~2日に一回ブツが通るものだから、傷が治ろうにも治らない。ウオッシュレットがないときれいにしきれないし辛すぎる。そう、まさにこの年末までの私です!!

こんな悩みを解決したのは祖母の知恵袋。いわく、私の血筋は祖母のもっと前の代から肛門が弱めなのだそう。そんな中編み出された技が、「肛門と尾てい骨の間を指で押しながら排出する」というもの。ご先祖はなぜ、そんなところを押したのか。どういうメカニズムで痔が発症しないのか。祖母の説明は全く的を得ません。しかし、とにかくプッシュがすごい。(理論の後押し的な意味で。)半信半疑で(一信九疑くらいで)試してみると…!

出るんです!いたみなく!血も出ず!

なぜかわかりません!でも、出るんです!にゅるっと!

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出るんです!くぅ~~~~~~!!!

これは全国の切れ痔の人に教えなければ!この日から、私の人生の一部は、切れ痔の人のために使うことを心に決めたのです。簡単な啓蒙活動です。とにかく、出す際に肛門と尾てい骨の間を指で押す、これだけです。押す強さはまだ検討段階ですが、少し強めなら安心(?)で、きっと痛みなく出すことができるはずです。効果は半端ではありません。これで安心して夜も眠ることができるようになりました。

この記事を、一人でも多くの切れ痔もちの人に読んでもらえればと思います。そして、疑いながらでも、試してみてください。出す際に肛門と尾てい骨の間を指で押す。

しかし…一つ残念ながら、副作用があります。押した指がくさい。直に触ったわけではないのに…?

しかし!!そんなことは些細なことです。切れ痔が良くなるためには、多少の犠牲も払いましょう!出す際に肛門と尾てい骨の間を指で押す。よろしくお願いします!!

新元素ジャポニウム爆誕

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ジャポニウムの名前は(仮)ですが…。

理化学研究所の森田浩介博士の合成した新元素が国際的に認定され、命名権を得る見通しとなりました。

ジャポニウムとは? 113番の新元素、理研に命名権か 米ロチームの発見とどう違うの?

森田博士は以前から113番目の新元素の合成に取り組んでおり、米露の共同チーム(つよい)を相手に十年以上研究を進めてきたとか。

90点の結果を速く、数多く並べた米露共同チームに対し、90点の結果をわずかに遅く出した後、逆転の100点の結果をちゃんと用意した森田博士のチーム。今回、レフェリー達は森田博士らに軍配をあげたのです。今までの流れから言って、米露のチームの方がコネもあって有利、なんてことがありそうですが…レフェリーらは「政治家」ではなく科学者ということでしょうか。

数年前、理研を訪ねたことがあって、新元素の挑戦をしている話を聞いたことがありました。リケニウムとかジャポニウムとかニッポニウムとか言って盛り上がったのを覚えていますが、実際に認められたというニュースは、本当にうれしくなりました。

ちなみにアメリシウムとかフランシウムとかゲルマニウムとかあるので、新元素の名前を自分の国の名前にするのは珍しいことではありません。あと、理研は色々なことをしていますので、小保方さんともほぼ関係がありません。ネットでそんな所を批判されているのを見て悲しくなりました。大事なのはそこじゃないだろう。

森田博士は教科書を変えました。人類の叡智を一歩先に進めたということになります。カッコいいですねぇ。そうありたいものです。

生物とは、何が目的なのか?生物として、少子化って変?

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夜寝るときベッドに入って電気を消して、たまに考えてしまうことがあります。

人間は、生物は、何が目的なのか?

そして眠れなくなるわけです!笑

色々考えてみましたけど、結局生物が成し得たいこととか考えて設計されているわけではないのかなと思いました。

種が存続するために必要なことは、自分が死ぬより先に自分のコピーを作り出すことだけです。他にどんな目的があったとしても、少なくとも自身の複製を第一義にしないといずれ絶滅してしまうのです。そして逆に、自身が複製できれば他の目的なんて種の存続には関係ないわけです。全く。進化論もっと学べば面白いかな…。

日本は近現代、産めよ育てよで国を大きくしてきましたが、ここにきて女性の社会進出だとか、価値観の多様化とかで少子化を迎えています。また、アメリカのような先進国では、”ストレートではない(セクシャルマイノリティーである)”人々への容認が進んでいます。こういう変化は個人個人が目指す社会としては良い方向ですが、種の存続にはもはやマイナスであり、進化論的には「そんなこと考えていたら死に絶える」ことな気がします。人類の数が膨れ上がりすぎた・人類が強くなりすぎたために起きたヒトの数を減少させる自己防衛反応なのでしょうか。実際貧困にあえぐ地域では産めよ育てよなのでしょうし。ちょっと陰謀論ぽくて怪しい考え方かな…。

そんなことを考えた昨日の夜…。

※女性の社会進出や、セクシャルマイノリティーを貶める意図はありません。

「抗老化薬」臨床試験始まる

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老いない体、それは太古から錬金術で、SFの物語で、人類の夢として追究されてきました。ここにきて、不老不死とまではいきませんが、人類初のアンチエイジング薬の臨床試験が始まるそうです。抗老化薬という響きはたまらないですね。

120歳まで寿命を延ばすアンチエイジング薬「メトホルミン」、ついにアメリカで臨床テストが始まる:らばQ

Anti-ageing drug could let you live to 120 in good health - Life & Style - NZ Herald News

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「メトホルミン」なんか窒素多くない…?

上図の化学式を持つ「メトホルミン」はもともと糖尿病患者に向けて処方されていました。しかしながら、業界では数年前から抗がん作用、がん予防作用、抗老化作用が提唱され始めていたようです。とくに驚きなのは、メトホルミンを糖尿病患者に投与したところ、糖尿病でない人より長生きしたという話。すごい…。

既に動物実験では効果が確認されて、米国FDAがヒトへの臨床実験を認めたとのことです。臨床試験開始は2016冬で、現在は70-80歳のがん、心疾患、糖尿病(または予備軍)の被験者と資金を集めているところとのこと。記事では寿命は現在の80前後から50%増えるかも??と言っているので、平均寿命120歳になっちゃうかもしれませんね!

また、この薬が既に糖尿病の薬として非常に重要な位置を占めており、既に副作用等の臨床データが豊富にあることも、研究を成功させやすい要因になるとのことです。いずれにしても、この続報を楽しみに待ってます!

 

 

でもやはり科学者の端くれとして、なんで抗老化作用があるの?ということは気になってググってみました。(突然難しくなります)

結果だけ述べると、メトホルミンは「AMP活性化プロテインキナーゼ=老化制御のドン」を活性化し、活性酸素の低減、細胞増殖因子(ガンにかかわる)の抑制といった効果を示します。これが細胞の劣化を抑制し、長生きできるというわけです。

そもそもメトホルミンはなぜ糖尿病に効くのでしょう?でも、その話をするために、回りくどく糖尿病の発症について述べます。糖尿病は、血糖値が高すぎる病気。筋肉組織等でブドウ糖を利用するため、肝臓はインスリンを分泌します。しかし、インスリンの量が少なすぎたり、インスリンに対して細胞が鈍感になると血液中の糖を取り込めなくなり、糖尿病となります。

治療法としては、①インスリンを投与してインスリン量を増やすものがあります。ただしインスリンはがん細胞の増殖を促進し、ガンの発生や再発のリスクを高めるのです。一方で②細胞をインスリンに対して敏感にさせる方法もあります。インスリンを高めるわけではないので、この点でガンのリスクはありません。インスリンの感受性には「アディポネクチン」というタンパク質が関わっており、件のメトホルミンはアディポネクチンを活性化します。このように細胞をビンカンにするのが糖尿病にメトホルミンが効く理由です。

メトホルミン→アディポネクチン→インスリン感受性向上→血糖値低下

です!

ここで、実はアディポネクチンには抗がん作用があることが報告されています。それはインスリン感受性を高めてインスリンの分泌量を減らすから、だけではなく、「AMP活性化プロテインキナーゼ=老化制御のドン」を活性化することが明らかにされているからです。老化制御のドンだけあって、いろんな作用があるようですが、例えば上記の活性酸素低下、細胞増殖因子の抑制、(素人の私も知っている)がん抑制遺伝子p53の活性化、等が述べられていました。

メトホルミン→アディポネクチン→「AMP活性化プロテインキナーゼ=老化制御のドン」

です!

こう科学的に確からしいとなると、アンチエイジング薬、更に期待しちゃいます。私が死ぬ前に開発されてほしいものです…。

 

参考:

http://www.1ginzaclinic.com/metfomin/metformin.html

http://www.long-life.net/newpage1299.html

乙武さんが明るい

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withnews.jp

乙武さんは自身の著書の題名の通り「5体不満足」ですが、明るく生きています。その根拠となっているのが「自己肯定感」だそうです。

自己肯定感が低いと周りの目が気になる、自分で考えず人に任せる、といった精神になりやすいのだそうです。乙武さんの精神を見習って、自分を認めて、堂々と明るくいきたいです。

黒バス脅迫犯の薫り高いコメント

少し前、ジャンプ漫画「黒子のバスケ」が脅迫を受け、関連製品の販売取りやめや、ブース出展の見送りをした一連の事件がありました。この犯人である渡邊博史受刑者は、その動機として、または別の話で少年Aによる絶歌へのコメントとして、超長文コメントを残しておられ、それが非常に面白かったので、以下にリンクを貼っておきます。

bylines.news.yahoo.co.jp

bylines.news.yahoo.co.jp

一度読んでみて感じたのは、なんと薫り高い文章だろう、ということ。自己満足で自己完結な文章を練りに練ってあらゆる酵母を使って発酵させ薫ってくるような文章です。まあ私のブログに比べたら影響力も文章力も格段に上なわけですが。

私にとって、彼の考え方は新しい概念であり、非常に面白く感じました。最終意見陳述の方を要約すると以下のようなことだと思います。

「自分は親・教師・友達・社会に見捨てられ、精神が発達していない上、社会的に何も役に立たない・立とうとも思わない大人になってしまった。そんな中でも生きてきたのは、嘘で固めた社会との弱いつながり(マンガ家を目指して挫折した負け組、上智大学中退というウソ、同人誌の世界の片隅の一人、等)があったから。これらを強く持っていた黒バス作者に拠り所のない怒りをぶつけた」

なんと独りよがりな…。大体最終意見陳述の内容は被害者への言葉とかだと思うのに、ここで自分の過去を独白し始めるとは…。とか言いながらも、読み入ってしまう文章でした。

おそらく、彼は非常に視野の狭い、ちっぽけなプライドを保つような生き方しかできなかったのでしょう。一部は本当にどうしようもないことだと思いますが、自分が悪いのを文章の勢いで正当化している部分もあると思います。

例えば専門の人とか、コンビニの同僚とか、友達になれそうな人は少なくとも1人はいたのでは?または自分と同じような境遇の人が1人くらいいたはずで、そういう人と傷をなめあうことは考えなかったのか?今のご時世コミュ障になってしまった人に対するセーフティーネットとか、救う場はあるのではないだろうか?

思考の悪いループに入ってしまっていますよね。自ら自分を改善していくことをなぜ考えないのだ…

 

なんだかんだ言っても、やっぱり共感してしまいますね。基本的に努力教信者な自分でも、たまに自分が世界でちっぽけすぎて泣きたくなる時や、いじめを受けて性格がねじ曲がったなと思うこともあるわけですし。多くの人は多かれ少なかれこんな気持ちを持ちながら、でも前を向いて日々のうのうと過ごしているんですよね。渡邊受刑者は、のうのうと何も考えず生きていくことに限界が来て、気持ちを濃縮させながら、どうやって世界に自分の足跡を残すか、と考えて生きてしまったのでしょうね。

でも彼は、自分が精神的に未熟だと実感している点で、本当に未熟な人より上にいます。そしてあれだけ望んでいた社会への影響力というものを、これらの独白・コメントで得ることができた。(それが憎く恨んでいた(と私が勝手に考えている)出版社のおかげというのも皮肉な話ではありますが…)ついに「巧妙な罪を犯す」という「努力」によって、世間の注目を浴び「社会とのつながりを得る」という目的は達成され、これからは意気揚々と生きていくことができるのではないでしょうか。

 

日本の科学力は世界一ィィィィーーーーッ!!!

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題名はふざけましたが日本のモノづくりについてです。

突然ですが、トムソン・ロイター社は、世界の特許や、そのデータベースについて強みを持つ会社です。11月12日、トムソンロイターは最も革新的な企業・機関を選出した、「Top 100 グローバル・イノベーター 2015」を発表しました。そしてその中で、数多くの日本企業が選ばれていたのです。

Top 100 グローバル・イノベーター 2015:世界のイノベーションをリードする日本のものづくり企業 - トムソン・ロイター

トムソン・ロイター Top100 グローバル・イノベーター・アワード - トムソン・ロイター

「Top 100 グローバル・イノベーター 2015」では、特許の実績をもとに選出しています。特許の実績とは、「特許数」、「成功率」(申請したうちの受理割合)、「グローバル性」(色々な国で出願しているか)、「引用における特許の影響力」(他の会社で引用された数)で求めているそうです。

驚くべきことに、100社の中で、40社日本企業が挙げられていたのです(次いで米国35社、フランス10社)。特許に強みを持つと考えていた米国を抜き、欧州全体(20社)をも抜き、世界1位です。特にトムソン・ロイターというアメリカの企業が、自国ではなく日本の企業を評価している点に驚きました。実際、100社を眺めると日本企業だらけです。

top100innovators.stateofinnovation.thomsonreuters.com

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Asiaの40/44が日本企業です

私は長年、日本は欧米におとる開発力・知財の力だと思ってきましたが、そうとも限りませんね。(もちろん欧米の会社の方が大きい可能性はあります。上から見ていけば3M, Amazon, Apple, BASF, Bayer, Boeing,...と名だたる会社が入っていますし。それでも、日本の企業が個別に優れたInnovatorであるという尊さは変わらないと思うのです。)これからも日本がGlobal Innovatorであると自負を持って、開発を進めていってほしいですね。