suikazukのうんぬん

日々考えるよしなしごとをのせていきたい。

仏教が新興宗教に劣る点

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今の時代は新興宗教やカルト(あと宗教っぽいものとしてはマルチ商法)が流行していると聞きます。私は宗教にはまっているわけではないですが、これらが仏教等の古くからある宗教より優れている理由というか、はまる人が多い理由もわかる気がするのです。

1.聖書・説話のストーリーが古い、支離滅裂、何を言っているか分からない

何千年も前に成立しているだけあって、古くからある宗教は歴史の重みがあります。しかし、古くに書かれたストーリーだけあって記述技術が未熟であり、物語の転換が下手だったり、前後のつじつまが合わなかったり、不自然な流れになってしまっています。(おまえの文章支離滅裂なのによくそんな批判できるな、とは言わないでください!)現代の新興宗教は、(詳しくは知らないですが)修行を通してトランス状態になって気持ちよくなって神と対話した気になれるとか、そういう分かりやすい内容なのではないでしょうか。

2.天国や極楽浄土に何があるか分からない

南無阿弥陀仏と唱えると極楽浄土に行けるとか、神を信じると最後の審判で天国に行けるとかありますが、極楽浄土や天国の内容はあまり聞きません。実家で懇意にしているお坊さんに、極楽浄土はどんな所か根掘り葉掘り聞いたら困っていました。宗教を信じるモチベーションは結局、「死後いい感じになれる」ということだと思っていますが、そこを語らずしてどうして宗教を信じたくなるのでしょうか。詳細にどんないいところかという話があってこそ、そこに行きたいと考えるものなのでは?新興宗教では、もっと分かりやすくて即物的なリターンがあります。トランスできるとか、金持ちになれるとか、人生うまくいくとか。そりゃわかりやすい物が手に入れられる方が人気が出るでしょう。

3.根拠がない

神や仏には当然根拠がありません。しかし、マルチ商法では成功した人がいたり、オウムでトランスに成功した人がいたりと、新興宗教には「即物的なリターン」を得た話がたくさんあります。信じたら、がんばれば、リターンがある(と思い込ませる)わけで、それが新興宗教の根拠になるのではないでしょうか。

4.金がかかる

結局古くからある宗教も金がかかります。神父や坊主や神主さんを生かさなければならないです。教会は、中世絶大な権力で金を巻き上げたと聞きます。わたしの田舎に帰れば、法事で金を徴収するだけではなく、誰得の付近のお寺改築ラッシュがあり、そのたび実家が関わりある場合何十万と出さされています。もちろんこちらからの心付けということになっていますが、(金の大小はともかく)金がかかる点は新興宗教も古くからある宗教も変わらないでしょう。

あれ?私が宗教立ち上げればいいんじゃね?なんてね。

工場と靴屋の階段

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私はよく工場に行く機会があるのですが、工場では階段の上り下りの仕方から注意されます。階段は手すりを持ち、一段一段移動するように!

工場では安全が第一です。工場では些細なミスから爆発事故が起き、莫大な損害と大切な人命が失われてしまうのです。階段の上り下りは、一見事故とは関係ないですが、とにかく全てのことに安全性を求めるのが工場なのです。

今週の土日にAB〇マートに買い物に行くと、従業員さんたちが忙しそうに動き回っていました。そんな中で、スタッフさんは階段なんか手すりを持たず、代わりに両手に靴をいっぱい持って、1段飛ばしで移動していきました。工場じゃ厳重注意だぞ、という感じです。

こんな違いも、工場と靴屋の文化的な背景が違うのが理由なのかなと思いました。工場はミスすると爆発するけど、靴屋はスタッフが転ぶくらいで済みます。それでも労災になっちゃう気がするけど。労災の受け止め方も、工場ほど厳しくは思われていないのかなと思いました。あとは、お待たせしているお客に対して急いでいるアピールをしないと申し訳が立たないというのもあるのでしょうか。そんなお客にはなりたくないですね。お客側からも安全な靴屋にしていきましょう。そんなことを考えて忙しそうな店員さんを見つめました。

翻訳された本の翻訳できていないところ

f:id:suikazuk:20150906101618j:plain私は本を読むのはそこそこ好きで、本屋を徘徊しながら立ち読みするのは休日の楽しみの一つです。しかし飽きっぽい性格のせいか、面白い本でないと読み切ることができません。そしてそのなかで、洋書の翻訳本はほとんど完読できていないことに気づきました。

ちゃんと読めたのはハリーポッターシリーズとエラゴンのシリーズ位です。老人の海とかも読みましたが、義務感だけで読みました。老人と海は短い話で、本としてはすごく薄いのに、終わりの見えない戦いでした。大体なんでこんなに短文ばかり続けるんだよ、逆に読みにくいよ!という感じです。そして気づきました。老人と海は物語だけではなくて、そういった文構造とかも評価された点だったのだろうと。それは英語のときは評価された点だったのだろうけど、日本語に訳した時点で、言語の使い方が違うせいで陳腐なものになってしまっているのでしょう。

老人と海ほど極端ではないにしろ、違う言語から翻訳する際は、文章をうまく翻訳するだけではいけません。パラグラフの組み立て方とか、文化的な側面とか、そういう一見潜在的なところも翻訳しないと、良い翻訳本にならないのでしょう。そしてそんな本はなかなか存在しません。この本おすすめ!というのがあればぜひ教えてください!

うわべの言葉

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※画像は筆者の会社にいたらうれしいというだけのイメージであり、本文と一切関係ありません。

大学にいたころは、かなり好きにものを言って生活してきました。批判しても許してくれる優しい友人が多かったからかもしれません。でも会社に入ってからはそうはいきません。大学の頃、講師に食いつくあまり学科の狂犬と恐れられた頃の自分は鳴りを潜め、会社ではうわべだけの言葉で生きています。そもそも会社には心を許せる人がほとんどいないので、心が安らぐことがない、というのもあります。

こんな人、結構多いのではないでしょうか。給料がもらえるのはいいことです。ただ、そんなに遊ばなかった(遊び方がよく分からなかった)大学生活でも、ふと大学の頃が懐かしくなるものです。今日はそんなアンニュイな一日。

存在意義を示せ…!!!

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あひるの空は、私の好きな漫画の一つです。最近日向さんの気持ちが萎えちゃっているのか新巻が出てきませんが、ずっと楽しみにしています。

あひるの空は、青春スポ根もの+作者の強いメッセージ+たまに恋愛要素もあり、と、私をトラップするには十分な攻撃力をもっていますね。超おススメです。

中でも十巻で出てくるセリフには鳥肌が立ち目がうるみました。

自分自身の存在意義を示せ…!!!

この作者の意志はあひるの空全体に通じているものです。ここではたまたま字になっていましたが、多くの登場人物が存在意義を示そうと必死になっているのです。良い仲間たちに囲まれて、それだけじゃない、おれが更にこのチームを良くしてみせる!、と。チームに所属することが目標なんじゃない、皆に貢献するんだ!と。私もこんな気持ちを持って日々臨んでいきたいと思っています。

ちなみにもう一つ、後半の巻では、「例えやらされているとしても、やらされていると考えるんじゃない、自分の意志でやるんだ」という旨のストーリーがありますが、これは漫画を嫌々書かされている作者自身に向けた言葉なんじゃないでしょうか。とりあえずここに一人は楽しみに待っている人がいるので、日向さん、頑張ってください!よろしくお願いします!

声のでかい奴が笑う

音楽をBGMで聴いていると、私には曲の一節が心をとらえ作業に集中できなくなってしまうことがあります。そんなフレーズの一つがブルーハーツの「台風」で出てきます。

声のでかい奴が笑う~♪

この曲を聴くと毎回はっとしてしまいます。そういえば人生って、「声のでかいやつ」の方がうまく進む気がします。仲間でも会社でもそうだし、企業間、国際関係だって、なんでも世界中そうだと思います。でかい声の人は我が物顔でリーダーシップをとれているかのように振る舞い、でかい声で話せない人は隅っこで小さくなって軽んじられていく。

一方で背中で語るというのにあこがれます。自分から自慢して「これがおれの成果だ」と見せつけられるより、他の人から「あれ、こいつ何も言わないけどやってることすごくね?」となりたいと思ってきました。

これらはサッカーで言えば、ビッグマウスの本田圭介と寡黙な内田篤人の差です。背中で語る美学と声のでかいやつが笑う現実は、どちらも正しい気がしますが反対のことを言っていますよね。

どちらが正しいんでしょうか。同じ山に登るためなら、どのルートを取っても同じ、程度の差しかないのでしょうか。もっと大事な気がするけど、どうなんでしょうね。今回も毎回の記事と同じように着地点が不明瞭ですが、結局ビッグマウスも背中で語るも実力あってのものです。実力をつけます。

英語と日本語の違い(文法)

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最近日本語の文法について直されます。報告書を書く際に、文章が口語体てあるのを文語体にしろ、というものです。例えば…

文書の直しをお頼みしました。→文書の訂正を依頼した。

日本語には熟語がありますので、これを使うほうが良いとわかりました。

あ、日本語には熟語が存在し、これの使用が有効だと分かった。

 

私はこれまで日本語を文語で書く練習よりも、英語の練習をする機会の方が多かったです。(帰国子女というわけではないですよ。)そして英語を考えるときは、熟語を使わず、口語調で考えた文を和訳した方がうまくいきます。

この書類の提出には社長の承認の存在が必要である。

Existence of approval by president is required for submission of this document.

この書類を出すには、社長に認められる必要がある。

It should be approved by president to submit this document.

なんかいまいちな例ですが…。つまり言いたかったのは、英語は熟語化(≒名詞化)すると文章がカッコ悪くなる印象があるということです。

日本語の文語と英語の考え方が違うのは、面白いとおもいます。どちらが良いとかはないですが、英語が苦手な社会人が多いのはここら辺も理由なんじゃないでしょうか。

 

あと蛇足ですが、会話で伝わる英語のためには、自分の知っている単語と、簡単な文法でしゃべることが重要だと思います。

彼女と付き合っている男が既にいる。

と伝えたいとき、どうしますか?

There is a man who...

と考えてしまうといまいちだと思います。付き合っているとか英語じゃ知らんし、となります。それと難しい動詞は使うと伝わりません。それより、have, get, take を時に前置詞と組み合わせて、意味を示した方が良いと感じます。

あと、会話では関係代名詞はほとんどの場合使わないようにした方がいいと思います。使うと伝わる率がぐっと減ります。

これらに気を付けて、伝えたいこと周辺で、自信がある英単語はboyfriendしかありません。だから、これを文の骨子にして、肉付けしていきます。

boyfriend→boyfriendがいる→ She already has a boyfriend.

知っている単語に肉付け、簡単な文法、です。

 

私の英語論はほとんど出し切りました…笑。 後は実践(実戦)が大事!