ホリエモンの「プライドを捨てろ」とは
自分の部屋であまり本が読めません。本を読むのは好きなのですが、もっと堕落したネットサーフィンとかゲームとかが好きなため、全然読めません。
そんな自分は立ち読みなら読書できるため、立ち読みで読破した本がたくさん…(本屋さんごめんなさい)
最近読んだ本の中に、ホリエモンのありがたいお言葉系啓発本があります。最近書いた本2冊くらい読みましたが、内容は似ていました。最近のホリエモンの主張がいくつか決まっているのでしょう。
本の中での主張の一つが「プライドを捨てろ」というものでした。プライドが高くてもいいことない。モテている奴は大体プライドが低い。というものです。私も一部同意ですが、少し言葉足らずです。
プライドには2種類あって、一つが「良いプライド」。「内に秘めるプライド」であり、誇りになります。自分のアイデンティティとして、自分の芯であるというプライド。自分で考えている自分のスタイル。私が大事だと思っているものです。
もう一つは「悪いプライド」。自分の「外に主張してしまうプライド」であり、誇りに対比して言えば驕りです。他人と比較して優越感に浸ったり、とやかく言われて傷つくもの。つまりホリエモンが低い方が良いと言っているものです。
あまりにも自尊心が低くて、人に慰められるの待ちをしている人がいます。プライドを捨てろとはいっても、これはプライドが高いより問題だと思います。
自分に芯があるから、人に多少「悪いプライド」を傷つけられるようなことを言われてもへらへら笑ってやり過ごす。更に自分の中の「良いプライド」は全く傷ついていない。そんな人間がモテるのかなと思います。
中高生の文化祭のスローガンが「プライドをもて」みたいなやつでした。多感な学生時代、他人と比較して生きていた私は、自分で「悪いプライド」が高いことが分かっていて悩んでいました。なんでこんなプライドを持てなんて言うのか、プライドなんて低い方が良いのではないか、と考えたのを思い出します。でもこのプライドは「内に秘めたプライド」であり、自分で自分の芯をもて、ということだったと今なら分かります。でもそういうのが分かるようになるのって、そういう悩みがなくなったからなんでしょうね。
ホリエモンは元々どちらのプライドもめっちゃ高いに違いありません。ですが袋叩きにあって収監されて、他人にどういわれようと気にしてはいけない、と「悪いプライド」「驕り」をなくしたのでしょう。ホリエモンにはアイデンティティのない人の気持ちなんて分からないはずですから、こんな「内に秘めたプライド」のことなんて考えもしないのかなと思いました。
追記、参考 同じことを言っている文章がありました
プライドがムダに高い「中高年男性」の末路 | 「コミュ力」は鍛えられる! | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準